トラックボール掃除に関する情報って、調べれば調べるほどいろいろ出てきて迷いますよね。
トラックボール掃除方法やトラックボール掃除の頻度、ロジクールトラックボール掃除、ケンジントントラックボール掃除など、キーワード違いで記事をハシゴしている人も多いのではないかとおもいます。
さらに、付箋を使ったトラックボール掃除付箋の裏ワザや、除菌シートを使うトラックボール掃除アルコールは本当に大丈夫なのか、トラックボール分解掃除までした方がいいのかどうか、気になるポイントは山ほどあると思います。
「そもそもトラックボール掃除って必要なの?」「トラックボールマウス動き悪い掃除って、どこからどう手を付ければいいの?」という不安もありますよね。
やり方を間違えると動きが余計に悪くなったり、最悪壊してしまうリスクもあるので、ここはサクッと正しい考え方を押さえておきたいところです。
この記事では、各メーカーの特徴も踏まえながら、トラックボール掃除の基本と頻度、ロジクールやケンジントンのコツ、付箋やアルコールの扱い方までまとめてお伝えします。
読んだあとには、「自分の環境ならこう掃除しておけばOKだな」とスッキリ決められる状態を目指していきますね。
- トラックボールの動きが悪くなる主な原因と仕組み
- 自宅や職場で今すぐできる基本の掃除手順と道具
- ロジクール・ケンジントンごとの手入れのポイントと注意点
- 付箋やアルコールを含めた安全なメンテナンスの考え方

トラックボール掃除の基本と必要性
ここでは、トラックボールの動きが悪くなる理由と、なぜ定期的なトラックボール掃除が必要なのかを整理しつつ、最低限押さえておきたい基本的な手入れの考え方をまとめていきます。
原因がイメージできると、「どこをどのくらい掃除すべきか」が一気に分かりやすくなりますよ。
お手入れ不足で動きが悪い原因

トラックボールの動きが悪くなる原因のほとんどは、シンプルに言うと汚れとホコリの蓄積です。ボール表面に付いた皮脂とホコリが混ざると、ねっとりした膜になり、それがボールを支えている支持球のあたりにどんどん溜まっていきます。
この支持球のあたりに汚れが固まると、ボールと支持球のあいだで抵抗が増え、カーソルがスムーズに動かなくなります。
「少し回すと急に止まる」「一定方向だけ引っかかる」という症状は、たいてい支持球まわりが犯人です。
もうひとつ大きいのが、ボールの動きを読み取る光学センサー部分にホコリが乗ってしまうパターン。
レンズの上にうっすらホコリが乗っただけでも、カーソルが飛んだり、触っていないのにじわじわ動く「ドリフト」が出たりします。清掃しても動きが悪い・ひっかかるというメーカーのQ&Aでも、多くはセンサーか内部ローラー(支持球)まわりの汚れが原因とされています。
さらに、ボール自体の表面も影響します。
赤玉・黒玉どちらでも、表面がざらついたり傷が増えてくると、元の滑らかさはどうしても落ちてきます。
軽いざらつきなら掃除と油分の調整でかなり改善できますが、深い傷やコーティングの劣化が目立つ場合は、交換も視野に入れてもいいですね。
このあたりのボール選びは、赤玉と黒玉の違いを整理した赤玉と黒玉の違いと用途別おすすめガイドも参考になると思います。
動きが悪くなる主なチェックポイント
- 支持球のところに黒いカスや糸くずが固まっている
- ボール表面がベタつく、ざらざらする
- センサーの窓にホコリがうっすら乗っている
- ボールを回した感覚とカーソルの動きが合わない
基本の手入れ方法と手順

ここからは、私がいつもおすすめしている基本のトラックボール掃除手順をざっくりまとめていきます。
難しいことは何もなくて、「ボールを外す → 支持球とセンサーを掃除 → ボールを拭く → 戻して動作確認」という流れさえ押さえればOKです。
ステップ1:電源を切ってボールを外す
まずは安全のために電源オフ、もしくはUSBケーブルを抜きます。
ワイヤレスならスイッチを切るか電池を外すのが安心です。
そのうえで、裏面の穴から指や柔らかいペン先で軽く押し出して、ボールを取り外します。ロジクールの親指タイプや多くのトラックボールはこの方式ですね。
ステップ2:支持球と内部のホコリを取る
ボールを外すと、小さな支持球(3点くらい)と、その周りにホコリが見えるはずです。
ここを綿棒で優しくコロコロと転がすように拭き取っていきます。
髪の毛や糸くずが絡んでいる場合は、ピンセットでそっとつまみ出すイメージで。
爪楊枝や金属の先でゴリゴリほじるのはNGです。支持球を押し出してしまったり、樹脂部品を傷つけるリスクがあるので、基本は綿棒+ピンセットで済ませるのがおすすめです。
ステップ3:センサーに触れすぎない
センサー部分は、まずエアダスターやブロワーで軽くシュッと吹くのが一番安全です。
缶タイプのエアダスターを使うときは、缶を立てたまま短く吹くこと、長押しして冷気が出ないようにすることを意識してください。
どうしても綿棒で触る場合は、絶対に力を入れないこと。
レンズをなでるように一方向に軽く動かすだけで十分です。ティッシュでゴシゴシこするのは、細かな傷の原因になるので避けた方がいいですね。
ステップ4:ボールを拭き上げて戻す
ボールはマイクロファイバークロスなどで乾拭きするだけで、だいたいの皮脂汚れは落ちます。
どうしてもベタつきが強い場合は、水で固く絞った布で拭いてから、すぐに乾いた布で水気を取ります。
アルコール成分の強いシートは、基本的には使いすぎない方が無難です。
最後にボールをソケットに戻して、手でクルクル回しながら、カーソルの追従を確認すれば完了です。
写真付きでイメージを掴みたい場合は、手順をまとめたトラックボールの手入れで滑りが劇的復活する方法もチェックしてみてください。
最低限そろえておくと便利な掃除道具
- 綿棒:支持球・センサーまわりの細かいホコリ用
- マイクロファイバークロス:ボール表面の拭き上げに最適
- エアダスターまたはハンドブロワー:センサー部のホコリ飛ばし
- 精密ピンセット:絡まった毛や糸くずの除去
分解して清掃する際の注意点
「もっと徹底的にきれいにしたいから、ネジを外して中身まで全部分解したい」という気持ち、ガジェット好きなら一度は出てくると思います。
ただ、トラックボールに関しては安易な全バラシはあまりおすすめしていません。
メーカーの多くは、ボールとカバーを外すくらいまでを想定して設計していて、それ以上は保証対象外になるケースもあります。
ロジクールやエレコムのサポート情報でも、基本的には「ボールを外して内部のゴミを綿棒で取り除く」程度のクリーニングが案内されていることが多いです。
どうしても分解掃除をする場合は、次のポイントだけは意識しておいてください。
- 保証期間内かどうかを確認しておく
- 分解手順が公式や信頼できる情報源で公開されているかチェックする
- ネジの位置やケーブルの取り回しを写真で記録しながら進める
- 静電気対策(冬場は特に)をして基板を触る
そして、配線が外れたり、支持球を固定しているパーツを破損してしまうと、自力での復旧はかなり大変です。
その場合は素直にメーカーサポートに相談した方が結果的に安く早く済むことも多いので、「ここから先は専門家の領域だな」と感じたら無理をしないのがいいかなと思います。
分解に関する情報はあくまで一般的な話であり、すべての製品に当てはまるわけではありません。正確な情報は各メーカーの公式サイトや取扱説明書をご確認ください。最終的な判断は、修理業者やメーカーサポートなど専門家にご相談ください。
掃除頻度の目安とチェックサイン
トラックボール掃除の頻度は、使い方や環境でかなり変わります。
「定期メンテ+違和感を感じたらすぐ掃除」という考え方が一番しっくりきます。
一般的な目安としては、次のくらいを基準にしてみてください。
- 毎日数時間使うヘビーユース:1〜2週間ごとに軽い掃除
- 通常の在宅ワーク・ゲーム用途:月1回ボールを外して内部を掃除
- ほとんど使わないサブ機:気になったとき+再利用前に一度掃除
オフィスなどで共用している場合や、ホコリっぽい環境(工場・倉庫など)では、もう一段階頻度を上げて、週1回の軽いメンテを習慣にしてしまうとかなり快適さが変わります。
「そろそろ掃除した方がいいかも」のサイン
- ボールを回すと「キュッ」「ザラッ」と音や手触りを感じる
- 特定方向だけカーソルが動きにくい、もしくは飛びやすい
- ボールを外してみると、支持球の周りが黒く汚れている
- 掃除してから1〜2か月以上経っている
あくまでこれらは一般的な目安なので、最終的には「自分の環境だと何週間くらいで違和感が出やすいか」を観察して、自分なりのベストサイクルを見つけてもらうのが一番です。
掃除が必要になるサインとは
先ほどの頻度の話と少しかぶりますが、「いままさに掃除した方がいい状態かどうか」を判断するための具体的なサインも整理しておきます。
ここがわかっていると、無駄に分解することもなくなりますし、逆に我慢しすぎてストレスを溜めることも減らせます。
私が普段チェックしているのは、だいたい次の4つです。
- 動きが重い・急に止まる:支持球まわりにゴミが溜まっている可能性大
- カーソルが勝手に動く:センサーにホコリが乗っているか、ボール表面がムラになっている
- 指先がベタつく:ボールの皮脂汚れが目立ってきている状態
- 見た目が明らかに汚い:ホコリやカスが肉眼でしっかり見えるレベル
このどれかひとつでも当てはまるなら、一度ボールを外して中を覗いてみる価値はあります。
中を見て「うわ、こんなにホコリ溜まってたのか…」となることもよくありますし、一度スッキリさせると操作感が見違えるので、トラックボール掃除のモチベーションも上がりますよ。
清掃しても症状が改善しない場合は、センサーや基板など電子部品側の問題も考えられます。その場合は、無理に自分で分解せず、メーカーサポートや販売店に相談した方が安全です。
トラックボール掃除の頻度とコツ
ここからは、もう一歩踏み込んで、ロジクールやケンジントンといった代表的なメーカーごとのコツや、付箋・アルコールを使うときの考え方を整理していきます。
トラックボール掃除の頻度を決めるうえでの実践的なヒントも交えながら、あなたの環境に合ったメンテナンススタイルを一緒に組み立てていきましょう。
ロジクールトラックボールの手入れ
ロジクールのM570 / M575 / MX ERGOあたりは、日本でもユーザーがかなり多いモデルです。
このあたりのトラックボールは、基本的に「裏面の穴からボールを押し出して、内部を綿棒で掃除する」ことを前提に作られています。
ロジクール製の手入れで意識したいポイントは次の3つです。
- ネジを外すほどの分解は基本不要(ボール+カバーまでで十分)
- 支持球まわりを優先的に掃除する(黒いカスが溜まりやすい)
- センサー部はエアダスターか、力をかけない綿棒で軽く触れる程度にする
MX ERGOなどを週1回くらいのペースで軽く掃除してあげると、カーソルの追従がかなり安定してくれます。
特に親指操作タイプは汗や皮脂が乗りやすいので、短いサイクルで「サッと掃除」を習慣化しておくと、トラブルがかなり減りますね。
ボールの表面が明らかに傷んできたと感じたら、交換ボールを試してみるのもアリです。
色や仕上げによる操作感の違いは、さきほど紹介した赤玉と黒玉の違いと用途別おすすめガイドに詳しく書いているので、カスタマイズにも興味があるならぜひ読んでみてください。
ケンジントン製の手入れポイント
ケンジントンのExpert MouseやSlimBladeのような大玉トラックボールは、ロジクールとは少し勝手が違います。
上向きに大きなボールがどーんと乗っている構造なので、ボールを持ち上げるだけで簡単に外せるのが特徴です。
大玉系の掃除で意識したいのは、次のポイントです。
- ボールが重いので、掃除中に落として床に傷をつけないよう注意する
- 支持球(または受け皿部分)に溜まったホコリを綿棒でしっかり取る
- ボール表面の油分を取り過ぎないようにする(ツルツル感が消えるので)
ケンジントンの公式の手入れ方法では、ボールと受け枠をアルコールで拭き上げたあと、ごく薄く潤滑ローションを塗って滑りを調整する方法も紹介されています。
ただ、やりすぎるとホコリを呼ぶ原因にもなるので、本当に「薄く」がキーワードです。
大玉トラックボールの選び方や、HUGEやケンジントン系の違い、肩こり対策も含めた使い方は、別途まとめたトラックボールの大玉の選び方とおすすめ活用術でも詳しく解説しているので、大玉を検討している人はあわせてチェックしてみてください。
大玉タイプは構造上ホコリも入りやすいので、オフィス利用なら週1回、自宅でも月1回程度の内部クリーニングを習慣化しておくと、常に気持ちよく転がせます。
付箋を使った簡単クリーニング
トラックボール掃除付箋というワードが検索に出てくるくらい、付箋を使った掃除テクニックは定番になりつつあります。
やり方は簡単で、ボールを外したあとの隙間に付箋の先を差し込んで、ホコリやカスをかき出していく方法です。
個人的にやるなら、次のような感じで使うのがいいかなと思っています。
- 紙の付箋より、ややコシのあるプラスチック付箋の方が使いやすい
- 付箋を細く折りたたんで差し込み、ホコリを「引っかけて引き出す」イメージで使う
- 最後は必ず綿棒で仕上げて、取り残しをフォローする
付箋はあくまで「ボールを外さず簡易的に汚れをかき出す応急処置」としては便利ですが、これだけに頼るのはおすすめしません。
特にセンサー近くをゴシゴシやりすぎると、紙の粉が入り込むリスクもあるので、基本は支持球周りのホコリ取り+最後の仕上げに使うくらいのつもりでいてもらえると安心です。
付箋の接着面が内部に残ると、逆にホコリが付きやすい原因になります。粘着部分をあまり奥まで差し込まない、あるいは粘着のないタイプを使うなど、少し工夫して使ってください。
アルコール使用時の注意事項
トラックボール掃除アルコールについては、かなり意見が分かれるところです。
除菌シートでガシガシ拭きたくなる気持ちはよくわかるのですが、多くのメーカーは「アルコールの使いすぎ」を推奨していません。
理由は大きく2つあって、ひとつは樹脂パーツを傷める可能性があること。
もうひとつは、ボール表面や支持球から必要な油分まで奪ってしまうことです。
実際に、トラックボールをアルコールで拭き続けた結果、滑りが極端に悪くなったという報告も複数あります。
どうしてもアルコールを使いたい場合は、次のようなルールを守るとトラブルを減らせます。
- 無水アルコールを布や綿棒に少量だけ含ませ、直接機器にスプレーしない
- センサー部には使わない(液体が入り込むリスクがあるため)
- ボール表面は基本乾拭き、アルコールは本当に汚れがひどいときだけ
- 作業後はしっかり乾燥させてから電源を入れる
滑りが悪くなってしまった場合は、手のひらにごく少量のハンドクリームをなじませてからボールをコロコロ転がし、薄い油膜を作ると改善することが多いです。
ただし、これもメーカーの公式推奨ではないので、必ず自己責任で、少量から試してみてください。
ここで紹介しているアルコールやハンドクリームの使い方は、私の経験や一般的な事例に基づいたものです。すべての製品で同じ結果になるわけではありません。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。最終的な判断は、メーカーサポートなどの専門家にご相談ください。
トラックボールの掃除 まとめ
最後に、トラックボール掃除を無理なく続けるためのポイントを、ざっくり振り返っておきますね。
- 動きが重い・引っかかると感じたら、まずはトラックボール掃除を疑う
- 「ボールを外して支持球とセンサーまわりを掃除」が基本パターン
- ロジクールは週1〜月1、ケンジントンの大玉はやや短めのサイクルを意識
- 付箋やアルコールは補助的に使うイメージで、「やりすぎない」が大事
トラックボール掃除を習慣にしておくと、作業中に「なんか今日カーソル重いな…」とストレスを感じる時間が本当に減ります。
掃除自体は数分で終わるものなので、カレンダーに「月末はトラックボールのメンテ日」と入れてしまうのもおすすめです。
また、掃除だけでなく、ボールの色やサイズ選び、肩や手首への負担を減らす設定も合わせて見直してあげると、全体としての快適度が一段上がります。
例えば、肩こりや疲れに悩んでいるなら、トラックボールと姿勢の話をまとめたトラックボールと肩こりの関係とおすすめ設定ポイント徹底解説もあわせて読んでみてください。


コメント